割れ窓理論は家庭にも経営にだって当てはまる

割れ窓理論
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こんにちは、川畑です。本日もありがとうございます

今朝、私の家の洗面所がいつもより綺麗で「おお、スッキリしてると良いな〜」なんて思っていてふと思い出した割れ窓理論。

割れ窓理論って家庭だろうが、経営だろうが、人生だろうが、何にだってあてはまるよなと感じたので自戒の念を込めて記事にします。

割れ窓理論とは?

割れ窓理論(broken windows Theory)とは、アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案した理論です。

軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるという考え方のことを言います。

「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」との考え方からこの名前が付けられています。

割れ窓理論は家庭でも当てはまる

私の家の洗面所は、片づけてもどうしても散らかってしまいます。

「まあ、片付けや掃除が苦手だから、、、」と思っていました。
しかし、どうやら今日少し様子が異なっていたので、違いを考えてみました。

よくよく考えてみると、普段は掃除をしてもしばらくするとコンタクトの溶液をついつい置きっぱにしていることを思い出しました。

コンタクトの溶液が置きっぱなしになる

⇒ボディクリームやらシェーバーの充電器やらがどこからともなく(全部自分なのに!)現れる

⇒飛び散った水が拭き取りにくくなり、埃がなんとなく溜まり、、、、

とドンドン汚くなっていきます。

でも今回はコンタクトの溶液を「たまたま」きっちり片付けていたのです!

すると散らかりのきっかけがないことから洗面台がスッキリしており、さらに拭き取りやすいので飛んだ水滴をなんとなく拭き取ったりしていたのでした。


家庭内の至る所、例えばダイニングテーブルの上に気がつくと現れる雑誌や本たちの様に、少しの汚れがドンドン散らかりを呼び起こしているんだと痛感しました。

割れ窓理論は経営にだって当然当てはまる

ここまでは、今日私の家に起きた出来事です。

では今度は経営に当てはめるとどうでしょう?

仮にコストに対する線引きが曖昧でいい加減なお金の使い方を許容しているのであれば、全員がズルズルとお金を使う癖が身に付き、コストがかさんで行きます。


予算を立てると売上は予算通りに伸びなくても、経費だけはしっかり予算通り伸びていく様に、ちょっとした曖昧さやいい加減さが企業経営に与える影響は計り知れません。

またお金以外の面もそうです。

なんとなく一人が残業していると、みんなが残業してしまう会社がある一方で、誰一人として残業していないからみんなすっと帰っていく会社もあります。


このように、洗面台ですらあの有様なのですから、経営をしていく上でも必ず影響があるはずです。

自戒の念を込めて、常に「割れた窓はないか?」を意識していきたいものです。

割れ窓理論は自分の人生にも影響する

家庭や会社に当てはめてみましたが、きっと(いや必ず)自分の人生にも大きな影響を与えるはずです。

ダイエットであれば「まあこれくらい」という数値的に大丈夫という根拠がない判断でオヤツを食べてしまう、ご飯をおかわりしてしまう。

家計についても少し贅沢なものを始めると、あっという間に少し贅沢なものが増えていってしまう。

勉強や情報収集も少し時間を取れない日があると、そのあたりから急に面倒になってしまう。
などなど、色々なところに「割れ窓」が潜んでいます。

ついついいい加減な気持ちに心が流れ、それを許容してしまうとどんどんといい加減で良い部分が増えていってしまうと思います。

あまり厳しいルールに従って生きるのも息苦しさがありますが、油断するとどこまでも怠惰になってしまうんじゃないかなぁと少し恐ろしく感じますよね。

そういう小さなことの積み重ねが人生に大きな影響を与えるだろうという仮定をおいて、日ごろの自分の生き方を見直していきたいですね。

※今日はしっかり洗面台を拭いて、ダイニングテーブルを片付けました。

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ABOUT US
川畑文秀
公認会計士に大学在学中に合格し、監査法人に6年弱勤務していました。 現在は監査法人を退職し、公認会計士・税理士兼経営コンサルタントとして経営に役立つ情報を発信中。社長業は孤独な仕事です。私はそのパートナーとなるべく活動しています。趣味はゴルフで、ビールとワインが大好きです。