【聞き方・話し方】知らなきゃ損!社員の言葉を社長が聞く時に絶対にすべきこと

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こんにちは、公認会計士の川畑です。
本日もありがとうございます!

私は普段、頭を回してパーっと話してしまう癖があります。
また、昔から人の話を聞くのがあまり得意ではなく「どうしたら・・・」と悩んでいました。

そんな中、岡田斗司夫さんの話を聞き「なるほど!!」と共感した「スピードとトルク」について共有したいと思います。

川畑文秀

個人的にはかなり面白い考え方だと思ったので、是非読んでいただけると幸いです。

社長の話の聞き方【社員が伝える言葉】

幹部にせよ社員にせよ、社長は会社の従業員とコミュニケーションを取ります。

中小企業においては社長と社員たちの距離は近いため、ある意味親分気質で色々と聞いてあげなければならないことも多いでしょう。

この際の社長が話を聞く姿勢、反応によって社員が「社長は聞いてくれた」と感じるか否かは大きく変わります。

このため、社長は社員が伝えてくる言葉に対してどのように反応するのか?受け止めるか?という聞き方が大切になってきます。

頭の回転スピードとトルクの話

社長の話の聞き方の前に、岡田さんのスピードとトルクのお話をさせてください。

会話をする際の頭の回転速度には、エンジンで言うスピードとトルクがあるという考え方です。

スピードは言うまでもなく、速さです。

例えるならスポーツカー。

スポーツカーがエンジンを高速回転させてかっ飛ばすかのように、頭を高速で回転させて相手の言葉を理解し、整理して反応していく状態です。

一方でトルクとは、エンジンのパワーをイメージするとわかりやすいと思います。

例えるなら大型のトレーラー。

スピードはないものの、強いパワーで重いものをグッと引っ張る力です。相手の言葉に素早く反応するのではなく、グッとを受け止めて重い一言を発する様子をイメージすると分かりやすいです。

頭の回転がスピード重視の時

スピードはスポーツカーと例えました。

これを会話のイメージに置き換えると優秀な営業マンや証券マンでしょうか?

  • 相手の言葉を聞いて瞬時に切り返す。
  • 言いたい事を理解して整理する。

相手が話したことに「つまりそれはAで、次はBですね?」みたいに反応・整理するモードです。

川畑文秀

一般的に「頭が良さそう」と言われている人の話し方ですよね。

ただこの話し方・聞き方には問題があります。

それは、人の話を聞くという意味では、頭の回転スピードが速い状態では難しいという問題です。

瞬発力で会話をしていると思考がどんどん浅くなってしまいます。
これによって発する言葉に重みがなくなってしまうわけです。

頭の回転スピード速くして話を聞くのが向いていない理由について、岡田さんはこう例えています。

おじいさんが民俗学などを話す際に「つまりそれはこういうことですか?」「こういう理解ですよね?」とドンドン話す。さながら営業マンみたいな状態になってしまう。

するとおじいさんは、話すのが面倒になって「ああそうですよ」と言って話を終えてしまう。そうなると結局本人の話を十分に聞けずに終わってしまう。

このように頭の回転が速い状態というのは、回転は速いけど思考にパワーがあまりない状態になてしまう欠点があります。

頭の回転がトルク重視の時

トルク重視とは、相手の言葉に対して頭を高速回転させることはしません。

相手の言っている事を理解して整理すると言うよりは、ゆっくりと受け止めるイメージです。共感力というとわかりやすいかもしれません。

相手が何を言っているのか、次に何を言うのか

こういったことをそんなに早く計算しないで、ひたすら聞いて聞いて聞く。

そして「そうなんだ・・・」と自分も相手の気持ちが分かるかを考えて、「大変でしたね・・・」と共感を示す。

こういうパワーのある、重みのある共感力の強い頭の使い方です。

トルクの力について、岡田さんは蛭子能収さんを例に出して次のように言っています。

テレビなどはみんなが高速回転の頭の使い方をしている。しかし蛭子能収さんは、自分の速度で考えてゆっくり話をする。するとその場の空気は全部、蛭子さんのトルクのある反応に持っていかれてしまう。

このイメージがトルクです。

スピードモードとトルクモードの使い分け

人と会話をする際は、このスピードモードとトルクモードを使い分けることが重要になってきます。

高速ハイスピードで反応する状態と、低速ハイパワーで反応する状態の使い分けです。
これを使い分けることで、コミュニケーションのレベルがかなり高くなります。

この使い分けを簡単にするために、頭の回転数をハイとミドルとローの3段階に分けるのがオススメです。

つまり、、、

  • 高速でパッと一つずつに返しをするハイギア
  • ゆっくりと租借し、全体に対して「わかる」と共感するローギア
  • そしてこの中間に位置する、自分の本来の思考速度であるミドルギア

です。

自分の本来に思考速度をミドルとして持つことは、必要に応じてハイにギアを入れる、ローに入れるという使い分けのイメージが持ちやすい点にメリットがあります。

ハイとローの間にミドルの状態を置くことで、「よし高速回転モード」、「よしトルクモード」と頭の中でギアの切替のイメージがしやすくなりませんか?

社長の聞き方 頭の回転の速さに注意

では冒頭の社員の言葉をどう受け止めるか?について考えていきます。

大前提として社長は頭がよく、とにかく頭の回転速度が速いです。そのスーパーコンピューターの様な頭を駆使し、ビジネスという戦場で戦っているわけですからね。

ですから、社長は社員と話をする際にも、聞き方についつい高速モードを使ってしまうわけです。

もちろんビジネスの現場においては高速モードが必要です。
そして、普通は社長の高速回転する頭の使い方・聞き方はプラスに働きます。

一方で、社員の悩みというか判断の迷いなど、共感が必要になる場面。特に社員の思いを受け止めなければならない場面では、この社長の聞き方はマイナスに働いてしまういます。

そこで、ハイギア・ミドルギア・ローギアの切り替えという概念を持っていると

  • 「あ、共感してほしいんだな」というハイギアによる計算をする。
  • そして「そうか、わかるよ」というローギアで心から共感をしてあげる。

こういったコミュニケーションが可能となります。

スピードが大切なビジネスの現場で、呑気に共感してる場合なのか?
という疑問も確かにあります。

しかし、ビジネスも回しているのは人間です。

常に「感情」が付いて回ります。
社員が全力で仕事に取り組める環境・状態を整備する上で、この「感情」は無視できません。

だからこそ、社長はハイギア・ミドルギア・ローギアを使い分ける必要があるわけです。

編集後記

昨日お話した通り、今日は待ちに待った抜糸の日でした。
ずっと下唇の糸が気になって仕方なかったので、やっとすっきりしました。。。

それと、コロナ陽性者が出たということで休園になっていた息子の保育園が、明日から再開になるそうです。

妻が休みのタイミングだったので、何とか乗り越えられましたが、子育て世帯にはかなり厳しい状況です。

確かにもっと苦労をされている人たちがいるのも理解しています。しかし、仕事をするために保育園に預けているのに、そこを封じられるとなると結構厳しいですね。

最近ではワクチン接種も進んでいますし、そろそろ本当に何とかして欲しいものです。

若い世代も我慢の限界って感じです。

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ABOUT US
川畑文秀
公認会計士に大学在学中に合格し、監査法人に6年弱勤務していました。 現在は監査法人を退職し、公認会計士・税理士兼経営コンサルタントとして経営に役立つ情報を発信中。社長業は孤独な仕事です。私はそのパートナーとなるべく活動しています。趣味はゴルフで、ビールとワインが大好きです。