こんにちは、公認会計士の川畑です。
本日もありがとうございます!
企業経営をしていく上でも、普通に生きていく上でも、悪いことが起きる可能性を考慮して行動することは大切です。
しかし悪いことが起きるかもという思いに囚われ、常に不安を抱えて生きるのはツラいです。
今日は、悪いことが起きるかも・・・と不安になったときに私がしている思考方法についてお話します。
簡単だけど、強力です。
悪いことは確率で起きる
悪いことと言うのは一定の確率で起きることになっています。
- 交通事故に遭う
- 重大な問題が起きる
- 得意先が倒産する
- 自分が病気になる
こういったことは生きていれば、ある程度発生し得るものです。
例えば「100人に1人」とか言われると、
結構な確率だな、、、自分に降りかかるかもしれない。
こんな風に考えるタイプの人はそれなりにいます。
たしかにどのように捉えようが、何人か集めると数名に降りかかる不運というものは必ず存在します。
- 交通事故で言えば、○人に1人が亡くなる
- 企業経営で言えば、10社に1社しか生き残らないとか
そういった具合にです。
悪いことが起きる不安から解放される思考法
さて、悪いことが起きるのでは?と不安に駆られた際に、そんな思いから解放される簡単な思考法があります。
それは、悪いことは完全なランダムで起きるわけじゃないと考えることです。
必ず悪いことが起きやすい人とそうでない人がいます。
あなたが起きにくい側に入れば良いわけです。
【事例】公認会計士試験の合格率
私が良く、公認会計士受験生に伝えていた言葉があります。
それは、合格率に惑わされるな
という言葉です。
公認会計士の短答式試験(1次試験)の合格率は、おおよそ10%ほど。
それなりに勉強を積み重ねてきた人で、模試の成績が良くてもおびえる人がいます。
しかし、よく考えてみてください。
中にはまだ勉強を始めたての記念受験のつもりの人もある程度いるわけです。
これを仮に全体の20%としましょう。記念受験であれば、ほぼ100%落ちます。
そして、そのほかにも合格するには勉強が不十分な人が全体の70%くらいいます。
勉強のレベルに応じて多少変わりますが、全体として不合格率は7割くらいでしょう。
とすると、確実に落ちるのは全体の70%(記念20%+不十分約50%(70%×70%))ということになります。
このことから、実際に合格圏内での争いは上位30%でしか起きないわけです。
とすると、100人中10人受かる試験ですが、70人は確実に落ちるので、30人で10枠を争うことになります。
この場合の合格率はどうでしょうか?
33%です。
さらに、模試などで継続的に合格圏内の10%にいる場合には、実質合格したと言っても過言ではありません。
こんな方法めちゃくちゃだ!そう感じる方もいるかもしれませんが、おそらく厳密に調べるとそうである可能性が高いです。
どんでん返しがなければ、勝てない物は勝てないのです。
【事例】経営に当てはめてみる
こちらの記事でお話していますが、例えば会社は10社に1社倒産するという統計があります。
これにも先ほどの会計士試験の事例を当てはめていきます。
といっても簡単な話が、何も考えずに行き当たりばったりで経営している方というのも少なからずいます。
記念受験と同じくらいの人数だとすると、20%で2社くらいでしょう。
続いて、お客様のニーズを捉えずに現状維持を続けている会社が70%くらいでしょう。
このうち同じく70%くらいが倒産するので、5社ほどです。
※士業という業界自体はここにはいるかもしれませんが(笑)
さて残るのは3社です。
生き残るのは1社ですが、随分と気持ちが軽くなりませんか?
経営もプライベートも前向きな気持ちが大切
さて、色々と不安になったり暗い気持ちになることが多いですが、基本的なスタンスとして前向きな気持ちで生きた方が良いです。
周りがくらいから一緒になって暗くなる必要はありません。
運が悪かろうが、所詮は考え方次第です。
私もついつい気持ちがマイナスに傾きますが、自分で自分の記事を読み、そうそう、それが大事と心に言い聞かせています。
もちろん、悪いことは起きないよと努力もしないと、間違いなく記念受験側になりますので気を付けましょう(笑)
編集後記
温度差と天気で何となく体調が悪い感じがします。
それに加えて二人目の子がやってきて、生活もガラッと変わったので適応に時間が・・・
息子もきっと同じでしょう。
2歳児ながら頑張ってくれています。
あくまで思考法ですが、こう考えると少し不安はなくなりませんか?