こんにちは、川畑です。本日もありがとうございます!
このブログでは普段は経営計画だったりと、経営に関する記事をメインにアップしています。
記事は基本的に経営に関連するものがメインなのですが「家計って経営と同じだよな〜」と日頃から思っていましたので、記事にしてみました。
経営者の方のみならず、サラリーマン、主婦(夫)、学生も必見の内容かなと思います。
家計を経営と考えるって結構楽しいんですよ!
家計簿の役割
突然ですが、あなたは家計簿の役割は何だと思いますか?
- 今月の生活費の管理
- 来月の生活費の管理
この辺りが一般的ですよね。
私も特に異論はありませんし、これで正しいと思います。
ただ、もう一つ私が個人的に思う大切な役割があるんです。
それが「家計の未来計画のためのデータ集め」という役割です。
家計簿は未来計画のためのデータ
「将来の計画を立てるためのデータ」などと言うと、ずいぶんと小難しく立派なことのような気がします。
しかし、全然難しいくも立派な話でもありません。
単に「いくら収入があって、いくら使ってる、いくら貯められてるかを数字で把握しようぜ」というだけの話です。
家計の未来計画とお金
簡単な計画例えでお話しましょう。
例えば「子供が産まれるし、もう少し広くて駅に近い家に住みたい」と思うとします。これが未来計画の始まりです。
しばらく探していると丁度良い物件が見つかりましたが、家賃は月2万円ほど増えそうです。
さあ、あなたなら引っ越しますか?引っ越しませんか?
・・・・・
・・・・
「この家庭の収支がわからなきゃ分からない」とすぐ思った方、さすがです。
きっとお金に強い方でしょう。
まさにその通りです。
いったい、いくらまでなら家賃が増えても大丈夫なのかわかりません。
ここで何も考えずに「契約〜!」と行くのは当然NG。
しかし逆に「2万円が大丈夫かわからないから断念」というのもNGだと私は思います。お金を把握してないばかり、自分の希望を叶えられるかの決断が出来ないのはもったいないですからね。
つまり家計の未来を考える際に、お金は必ず関係してくるんです。
ということは、日頃から家計簿をつけていれば、生活に必要なお金がどの程度か、何にいくら使っているのかをよく知っています。
だからこそ、未来計画を決断する時が来る前に、計への影響を数字でチェックできます。そうすることで「お金の不安」がかなり減るんです。
年間50万円貯金している人なら?
仮に先ほどの引っ越しを希望した人が、年間を把握しており、かつ50万円を無理なく貯金できている人だとしましょう。
年間の出費への影響は、家賃月2万円アップなので単純計算で年間24万円の増加です。
となると、年間の貯金額が26万円に減ります。
それでも赤字は絶対に出ないと瞬時にわかります。
さらに駅近かつ広いキッチンになったことで自炊が捗れば、月数千円、年間数万円の節約になります。
すると実質的な負担額は年間10万円台に下がる可能性があります。
さらに、家賃をアップする代わりに、気にせず買っていたものを少し抑えるなどの節約でさらに負担は軽くなる可能性は十分ある訳です。
このように、家計簿というデータを手元に持っているとお金が絡む決断を数字に基づいて行えます。
家計簿はデータがあれば良い
10年ほど前までは、家計簿と言えば紙に書くことでした。
手間もかかるし集計も面倒。
さっきのようなデータを集めるのもとっても手間がかかります。
ちゃんと続けるだけでも一つの才能と言えるほど面倒でした。
しかし今や家計簿はほぼ自動で作成できます。
例えば私の使っているマネーフォワードというアプリ。
かれこれ6年以上使っていますが、ほぼ何の手間もかからず家計簿が出来ます。
また、アプリやパソコンで簡単に生活費などの推移を確認できるので、月に平均いくら使っているのか?の目安が簡単に把握できます。
※これに関してマネーフォワードからお金は別にもらってないです。純粋におすすめなのでご安心ください。
家計簿をつけることに意味はない
真面目にしっかり家計簿をつけている方からは批判されてしまうかもしれません。
でも敢えて言わせてください
家計簿はつけること自体にたいした意味はありません。
家計簿はつけることより、そのデータを活用することに意味があるのです。
私のブログでは経営者の方々向けの発信が多いのですが、そこで話す「決算書の活用法」と考え方は同じです。
家計は企業経営
家計簿をつけて、そのデータに基づき将来の計画を立てる。
これって企業経営に似ていませんか?
帳簿をつけて、決算書を作り、経営計画を立てる。これが経営計画の基本姿勢です。
- いくら収入が入るのか?
- いくら費用が出るのか?
- 将来計画にいくら必要なのか?
- 足りないお金をどう賄うのか?
こういった事を考えるという観点では、家計も企業経営も全く同じです。
サラリーマンであろうが企業経営者であろうが、全員が「○○家」という企業の経営者な訳です。
なんせその家庭が将来どうなるのこ、お金はどうするのかを考えるのはあなた自身です。
そしていざという時に助けてくれる人はいません(生活保護などのセーフティネットはありますが)。自覚の有無に関わらず、全員が社長ないし役員なのです。
家計を企業経営だと思うと楽しい
企業、特に中小企業において経営というのはある種「社長の夢の実現」にその本質的な目標があります。
であれば家計経営というものは、あなたや家族の夢の実現が目標です。
そう考えると楽しくなってきませんか?
- あれが欲しい
- あそこに住みたい
- これがしてたい
こんな感じで夢があるわけです。
そしてそのために今いくら手元にあって、何にいくら掛かっていて、必要な収入はこれくらいになりそう。
そのためには副業する?転職てみる?いっそ独立してみちゃう?
そんな経営みたいに考えるとワクワクしませんか?
私はこういう考え方が結構好きです。
日本ではお金の話がタブーですが、普通に稼いで使って、という生き方が楽しくない人なんているのでしょうか?
こうやって家計も経営と同じような感覚で考えると、お金の不安から解放されていきます。
そして何より経営におけるお金の考え方と経営計画を身をもって学べてしまうわけです。
なので絶対に家計簿をつけるのがおすすめです。
編集後記
私は簡単にデータ化した家計簿をcsvに落として、これを加工したもので1年の予想家計簿を作っています。
その結果、「あ、とりあえず何とかなりそう」と思えたから監査法人を退職するという決断ができました。
また、今の家に引っ越す際にも実際に増える費用がいくらで、減らせる費用がいくらとExcelである程度見積もって「全然余裕だな」と安心して引っ越ししました。
こうやって自分の家計の様子がわかっていると、収入が一時的に減ることや費用が増えることへの決断で迷いがなくなります。
お金を人生から切り離すことは不可能です。であれば、お金の動きを自分から主体的に取りに行くのってとても大切なことです。
企業経営も同じで、黒字社長たちは必ずお金周りはばっちり把握されています。
結局のところ、家計にしても企業経営にしても「お金」を重視することが必須なんですね。
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