【小規模ビジネス】組織経営するなら粗利2000万はいるよね

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こんにちは、公認会計士の川畑です。
本日もありがとうございます。

小規模ビジネスで少し成功し始めると、忙しくなってきます。
そうすると「もっと拡大や効率化するには組織化が必要だな。」と漠然と思う日が来ます。

その組織化のラインの目安として、粗利2000万というラインがあります。

あくまで目安ですが、今日はそのあたりの考え方についてお話していこうと思います。

粗利と組織経営とは?

まずはこの記事で粗利と組織化経営って何を指すのか、定義しておきます。

粗利とは?

粗利とは、簡単に言うと売上から原価を引いた残りです。

例えば、ラーメン1杯1000円で、材料費だったりが300円なら粗利は700円です。
また粗利÷売上を粗利率といいます。今の例だと700÷1000=0.7

ということで、粗利率は70%です。

キャッシュフローシート
いつものキャッシュフローシート

キャッシュフローシートや経営計画の考え方はこちらで解説しています。参考にしていただければ幸いです。

組織経営とは

組織経営というのは、個人戦ではなく組織として戦うことを言います。

言うなれば人を雇うなり外注するなりする「他力」の状態です。
これは独立して一人で商売をしているような「自力」の状態から、一歩前進していることを意味します。

組織経営するなら粗利2000万円

なぜ粗利2000万かというと、2000万は自力でゴリゴリやってなんとかという規模感だからです。これ以上を一人で稼ごうとすると体力的に無理がある金額が2000万からです。

「ここまでいったらその先は組織化が必要だよね」というラインです。

ちなみに従業員一人当たり1000万円くらい粗利があれば小規模ビジネスはかなり安定します。

そうすると粗利が2000万で2~3人という規模です。これで組織として成立します。

人件費は社会保険料等を考慮するとだいたい粗利の6割程度が理想的なので、人件費で1200万くらい。

優秀な人を雇うのであれば、その地域の中央値年収の10%以上は出して行く必要があるんです。

日本の年収中央値が400万円くらいなので、500万くらい出せばある程度優秀な人間をチームに招ける可能性があります。

それに固定費なんかが300万弱くらい、戦略費が200弱で、利益が3~400万くらいですね。

戦略費を年間200万弱かけられるということは、ざっくり月16万くらい使えることになります。
月16万あると割と色々できますので、かなり戦略的なビジネスができます。

なぜ粗利を追求するのか?

粗利を追求する理由は、売上はいくれでもあげられるからです。
100円で仕入れて50円で売れば、売上50円です。

電気屋で20万の冷蔵庫を買って、そのまま10万円で売ってみてください。多分すぐ売れます。これ10回で売上100万円、100回で1,000万円です。

もちろん損も1000万になりますが。

売上なんてい損を気にしなければいくらでも出せるので、追求すべきは粗利なわけです。

粗利2000万が見えないビジネスはやらない?

粗利2000万円なければ、組織戦はできません。
もちろん一人でやるビジネスで、それだけで良いのであれば構いません。

しかし、組織化して大きくしたいと考えているのであれば、粗利は2000万円出せないのであればやらない方が良いです。

まずは自分のビジネスが粗利2000万円目指せるのか?を考えましょう。

もし無理そうなら、どうやったら2000万円の粗利が獲得できる形態に変えていく必要があります。

粗利をあげるにはどの商売も教育事業と捉える

参考ですが、全てのビジネスは教育事業と考えると良かったりします。

あなたは何かを購入するときに、情報を得てから買いますよね?

例えばゴルフクラブを買う時を考えてみましょう。

ゴルフクラブってロフトの角度だの、反発係数だの、シャフトがSだのRだのと色々と理系チックな要素があります。私はいまだにさっぱりわかりませんが。

こういった情報をスイング分析だったりでその人に合ったクラブをコンサルティングしてあげることで売れやすくなります。

こういう情報が入ることで「なるほど、俺に合うクラブはこれか」と気がつきます。

話を聞くだけで買うつもりなんかなかったのに、つい買ってしまったり、予定より高いものを買ってしまったりしたことありませんか?

全ての商売を教育事業と捉えるメリットはここにあります。

しかもそれを元に同業向けセミナーだったり、より粗利率の高いビジネスを増やせたりします。

とにかく粗利2000万を目指そう

個人でゴリゴリ頑張れば、粗利2000万円に届きます。

逆に粗利2000万が見えないビジネスモデルの場合には、既にお話した通り、転換が必要です。

まずはどうやって2000万を目指すのか?

それをじっくり考えることが大切です。

編集後記

今日は雨だったので、息子と室内で遊びました。
疲れさせないとお昼寝しないからです(笑)

家に風船があったので、それをポンポン投げたり叩いたりする遊びをしてみました。

保育園でもやっているのか、結構上手で驚きです。

ただ最近の悩みは左肩の痛み。
かわいいからと全力で面倒を見たり、抱っこしたりしてるのが原因なのかもしれません。

昔のようにスッと痛みが引かないあたり、30歳が目前に迫っているんだなと少し恐ろしく思います、、、

子育てなど、人生の先輩方が見てくださってると思います。
もし体を痛めない子供との遊び方よコツがあれば教えていただけないでしょうか、、、笑

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ABOUT US
川畑文秀
公認会計士に大学在学中に合格し、監査法人に6年弱勤務していました。 現在は監査法人を退職し、公認会計士・税理士兼経営コンサルタントとして経営に役立つ情報を発信中。社長業は孤独な仕事です。私はそのパートナーとなるべく活動しています。趣味はゴルフで、ビールとワインが大好きです。