こんにちは、公認会計士に川畑です。
本日もありがとうございます!
私は何か決断を迫られたとき、難しい方を選ぶことが多いです。
例えば大学生活を普通に過ごすというルートを選ばず会計士を目指しました。
監査法人をやめる決断もそうです。
割と「ちょっときつそうだな」というルートを選んでいます。
それは、その道に成長があるのでは?と思うからです。
しかし、実際には「あえて難しい方を選ぶ」ということが不向きな人もいるわけです。
今日は「あえて難しい方を選ぶ」メリットとそのリスクについて考えてみようと思います。
人生の選択2パターン
人生で何か選択を迫られた際に取る行動には、2パターンがあります。
- 現状維持
- 挑戦
つまり、現在の状況を続ける「現状維持」の選択と、新たなことへ挑む「挑戦」の選択の2つです。
今回私がお話しするのは後者、挑戦という「難しい選択」です。
もちろん現状維持が楽な選択と言うわけではありません。
ただ、今回の文脈では、挑戦を「難しい選択」と定義させてください。
選択で「あえて難しい方を選ぶ」メリット
人生や何かの選択を迫られたとき、「あえて難しい方を選べ」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか?
その心は、自分に厳しい道、挑戦する道の先に成功があるということ。
「あえて難しい方」を選ぶことによって、自らを成長させ、先に進むというメリットがあるわけです。だから、難しい方を選ぶという選択には意味があり、大切です。
難しい選択のリスクはHPもMPを消費する点
難しい選択というものは、濁流を掻き分ける様に前に進むと言うこと。
ゲームで言うHPとMPを消費します。HPは体力、そして現実世界のMPは精神力です。
これが難しい方を選ぶことのリスクです。
前に進むためには、行動が増えるためHPを消費していきます。
そして悩みも増えたりするので、MPも当然喰われます。
現状維持の選択をする以上に、強烈にHPとMP消費されていくことになるわけです。このように、難しい選択をするためには体力的にもメンタル的にも相当なパワーが必要になります。
こういうリスクがあるからこそ、難しい方を選んではいけない人がいるわけです
選択で「難しい方」を選んではいけない人
次の様な人は「難しい方」を選んではいけません。
- 真面目で手の抜き方を知らない人
- メンタル的に落ち込んでいる人
真面目で手の抜き方を知らない人
真面目で手の抜き方を知らない人が難しい方を選ぼうとすると、常に難しい方を選んでしまうことになります。「常に」というのは、選択の大小を問わず、全部難しい方を選んでしまうという意味です。
本来はある程度大きな決断で難しい方を選び、細かな選択はその時々でテキトーに選べば良いのです。
しかし、真面目が故に手の抜き加減がわからなくないわけです。
そうするとHPとMPをバカバカ消費して行くので、ガス欠を起こしてしまいます。
真面目で手の抜き方を知らない人は、とりあえずは現状維持を選ぶべきです。
メンタル的に落ち込んでいる人
メンタル的に落ち込んでいる人は、当然難しい選択なんかしてはいけません。
MPがなくなっている状態ですから、そもそもこれ以上無茶してはいけない状態です。
メンタル的に落ち込んでいると、却って現状維持を選ぶことが「難しい選択」になってしまうケースもあります。
あー、今ちょっと気持がマイナスに傾いて来たなと思ったらHPもMPが少なくなっている合図。
絶対に難しい方を選んではいけません。
選択で「難しい方」を選ぶべきとき
「心が強い自信があるなら、難しい方を選び、その自信がなければやめておけ」と言う人がいます。私は正直それに関しては否定的です。
その理屈でいくと、本来成長すべき人が成長しなくなる可能性があるからです。
難しい方を選ぶというのは、ちょっと面倒。ちょっと面倒だからという気持ちを胡麻化して「心が弱いから」と避けてしまうリスクをはらんでいます。
「ちょっと面倒だな」と思うくらいの時は、HPとMPにかなり余裕がある状態です。
そこで難しい方を選ばず、自分が大きく成長できる可能性を閉ざすのは少しもったいないと思います。
HPとMPが体感的に充実しているのであれば、最初は難しい道を選ぶべきだと思います。
私自身、心は強くないですし、すぐに折れてしまいそうになります。
ただ、最初から挑戦の道を避けるのは、自分の人生を自分でコントロールできなくなる気がするので「難しい方」を選ぶようにしています。
もちろん、過度なストレスにならないラインを守るようしていますが、、、
ちなみに自分が真面目なタイプだと思う方は、適度に手を抜く練習をして「行ける!」と思ったら難しい方を選んでみるのがおすすめです。
メンタルが落ち込んでいると感じる人は、繰り返しますが難しい方を選ばないでください。
選択で「難しい方」を選ぶのは自分
難しい方を選ぶことについてお話してきましたが、重要なポイントは選ぶかどうか決めるのは自分であるという点です。
上司に「難しい方を選ぶべき」と言われたからという理由で選ぶのはおすすめしません。
私の記事でそう書いてあったからという理由で選んでもダメです。
「難しい方を選ぶということ」を選ぶのも自分の意思である必要があります。
それは、どういうわけか自分で選んだ場合には、体感としてHPとMPの消費量が少ない気がするからです。
おそらく、やらされ感ではなく、自分で決めたことだからだと思います。
いずれにせよ、自分の価値観が定まった上で「あえて難しい方を選ぶ」という決断をすべきです。
それ以外の場合は人の価値観に感化されたにすぎません。
社長は「難しい方」しか選べない
さて、このブログは経営者の方が読んでくださっていることが多いのですが・・・
社長の場合は残念ですが「難しい方」しか選べません。
会社を継続させ、収益を上げていくためには困難な道を選ばなければならないからです。
現状維持とはすなわち倒産を意味しています。
それもそのはず、そもそも10人に1人しか生き残れない世界を選んだわけです。
スタートが既に「難しい方」なわけですから、ちょっと油断すればすぐに9人の方に入ることになります。
社長のHPとMPの保ち方
社長は自ら生存率10%という難しい方を選んでいるので、やらされ感は少ないです。
しかし、企業経営をしていく中で悩みは山のようにあります。
そんな時にHPとMPを保つ方法が、「誰かに話す」ことです。
以前、社長に必要なのはコンサルタントではなく、相談者というお話をしました。
難しい決断をしていく際の心の整理や覚悟を決めるためには話し相手が必要なわけです。
もちろん話したところで決断をするのは自分ですし、本質的には何も変わりありません。
しかし、話すという行為と一緒に考える人がいるということは非常に重要です。
編集後記
私は日々難しい決断を迫られています。
決断を誤ったがために、大きなミスを犯してしまうことがあります。
そう、その選択とは・・・・
息子の寝かしつけ時に「一緒に横になるのか、座っているのか」という選択です。
寝かせるためには一緒に横になるのが一番です。
しかし、横になると自分が寝落ちしてしまう。
座っていると息子はなかなか寝ません。
非常に難しい選択です。。。
これで体調を壊したり、メンタルを少しやられてしまった人が周りにいます。