こんにちは、公認会計士・税理士の川畑です。
本日もありがとうございます!
中小企業というと、結構ワンマン社長がワンマン経営を行っているケースがあります。
わりと世間的には✕のイメージですが、実際のところは結構メリットがあるわけです。
- ワンマンで好きにやりたいけど、それって良いのかな?
- 今まさにそういう状態だけど、これで良いのだろうか?
- うちの社長はワンマン経営だけど、会社大丈夫?
では、さっそくお話してきます。
中小企業のワンマン社長は悪か?ワンマン経営はメリットが結構ある
結論、中小企業ワンマン社長は全く悪ではないです。
そしてワンマン経営にはメリットが結構あります。
世の中的には「ワンマン経営」というと
- 言ったら聞かない
- 自分勝手
- 社員の言うことを聞かない
- 間違っているのにやめない
こういうワガママ社長をイメージする事が多いせいか、ワンマン経営=悪という風潮があります。
ただ、ワンマン経営はそんなに悪いものでもありません。
もちろん日本企業の99%が中小企業なわけですから、その中で「うちの社長はどうしようもない」というケースはもちろんあります。
200万人も社長がいるわけですから、1%そういう方がいたって2万社くらいが「悪いワンマン」になってしまうわけです。
それでも中小企業のワンマン経営は悪どころか、むしろ良いとすら思います。
中小企業の社長がワンマン経営になる3つの理由
中小企業でワンマン経営になる理由は3つあり、「性格、お金、立場」に分かれます。
理由①【性格】創業者社長は「俺が俺が」の人がなる
そもそも大前提として、会社を興して自分でやっていこうと思う人なんて、「俺が俺が」の人に決まっています。
「いやー、僕なんて、、、お任せします」
こういう性格の人が自分の会社を興して戦っていけるはずありません。
だから「俺がやりたい」こういう意志の強い性格の人しか社長にならないんですから、ワンマンになるのはある種当然です。
理由②【お金】オーナー社長としてのリスク
続いての理由はお金の面です。
中小企業は大半の場合が「オーナー(株主)=社長」です。
社長としての責務は当然ありますし、株主としてのリスクも負っているわけです。
会社に出資をし、何かあったら私財を投げ打つ覚悟が必要なのは社長ただ一人です。
お金も出し、リスクも負っている人は社内には社長をおいて他にはいません。
理由3.(立場)社長という立場の特殊性
最後の理由は立場です。
会社の中に社長は1人しかいません。
お金の所でもお話しましたが、基本的に全てのリスクを負うのは社長です。
この立場の特殊性が中小企業においてワンマン経営になる理由です。
- お金を出す
- 一番偉い
- 全てのリスクを負う
こういう立場の人間であれば、必ず「俺のやりたいようにやる」と思うはずです。
中小企業の社長がワンマン経営するメリットは結構ある
さて、ワンマン経営というと悪いイメージばかりのようにも思いますが、結構メリットがあります。
メリット①全ての決定を社長がするのでスピード感が出る
全てのことをワンマン社長が決定するので、行動スピードが速いのが特徴です。
役員たちで議論するより圧倒的なスピードがあります。
変化の激しい時代には、逆にこの決断力の速さというものが重要になってきているわけです。
特に今後は経済的にも厳しい展開を迎える日本において、のんびり考えて行動を1年、2年と遅らせると致命傷を受けるリスクが高くなります。
そういう意味で、ワンマン経営というのは朝令暮改が出来るというメリットがあります。
メリット②会社の方針がしっかりする
ワンマン経営の社長はかなりこだわりの強いタイプの人が多いです。
特に自分の思う「こうしなければならない」というルールがあれば、これをきっちりと貫き通さなければ気が済みません。
そのため、「こうだ!」といルールを社員たちに強制さます。
これによって、社長の方針と社員の動きが同じ方向を向けるのです。
色々な意見を聞いてばかりだと、ここがブレてしまいやすいんですよね。
いずれにせよワンマン社長はコロコロと言う事が変わる、、、
と思われがちですが、社長の中の理屈としては筋が通っているわけです。
メリット③なんだかんだ有能な右腕がついてくる
ワンマン社長というのは、結局有能な右腕がついてきます。
嫌いな芸能人ランキング上位にいる芸能人は、好きな芸能人ランキングでも上位にいる
こういったことはよくあります。
これと同じ理屈で、
嫌われることも多いですが、その分その人のことを好きになる人も多くなるわけです。
その中に、この人を支えるんだという有能な右腕となる人材が自然と出てくるというわけです。
尖っているからこそ、そのとがった部分にグサッとやられる人が出てきます。
丸いと刺さりません。
編集後記
「中小企業のワンマン社長は悪か?ワンマン経営はメリットが結構ある」でした。
さて、今日は税理士証票伝達式なる式典に出席してきました。
税理士であることの証明書みたいなものと、税理士バッチを受け取る式です。
公認会計士登録をした際には、ただバッチが送られてきただけだったので、「なんかちゃんとしてるな~」という感じでした。
私は29歳ということで、見た目の感じから今日集まった登録者の中では最年少のようでした。
若手税理士は少ない上に、税理士業界は高齢化しているので、若い社長さんや二代目社長さんの場合には仕事しやすいんじゃないかなと思います。
公認会計士であり、税理士であるというダブルホルダーとして、ガンガン仕事をしていきます
こんな不安や悩みをお抱えの方向けの内容になっています。