「苦手なことはやらない」は正しいのか?知らなくて良いということじゃない

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こんにちは、川畑です。
本日もありがとうございます。

私は手先が不器用なので、細かい作業が苦手です。
また、人一倍心配性なので、細かい数字のチェックをするとちゃんと合ってるか不安になってしまいます。

監査をする会計士なのに、です(笑)

一方で、こうやって文章を書いたり、Excelで色々と効率化したりすることは得意です。
そのほか、お金の管理なんかも得意だったりします。

このように、人には得意なこと苦手なことがあります。
よく「苦手なことはやるな」という言葉を聞きますが、これは本当なのでしょうか?

苦手なことはやらないは正しい

「苦手なことはやらない」は正しいです。

いきなり結論から入ってしまいましたが、苦手なことはやらない方が良いです。

なぜなら、苦手なことはいくら頑張っても苦手で、それを得意としている人にはかなわないからです。

これは逆もしかりで、あなたが得意とすることを苦手とする人は存在し、その人は絶対にあなたに勝てません。

プライベートや勉強、普段の仕事においてもそうです。
苦手なことはやっていて楽しくありません。

努力してもミスをしたり、得意な人が簡単にこなすのに自分は全く出来ず苦労したりします。
そういう意味では苦手なことはやらない、人に任せるというのはとても大事なことです。

苦手なことは得意な人に任せる

例えば会社を思い浮かべてみましょう。

社長は、

  • 経理ができない
  • 法律がわからない
  • 税務がわからない
  • プログラミングが出来ない

などなど、出来ないこと、わからないことはたくさんあります。
これを自力でどうにかしようとするとうまくいきません。
※もちろん全部できるスーパーマンもいますが、普通はできません。


各専門家を雇ったり、委託したりとレバレッジをかけて行くのです。
そして自分の出来ること、得意なことに注力します。

一方で、こと経営のことに関してはぶち抜いて強い、得意です。
だからこそ社長は経営に専念し、苦手な分野は得意な人に任せて、必要な情報だけ上げてもらえば良いんです。

得意な人に任せるメリット

苦手なことを、それが得意な人に任せる大きなメリットがあります。

それは、成果物の質が高いということです。


もちろん得意な人に任せると、大変な思いをしなくて良くなります。
しかし、そんなことより得意な人がやった方が、成果物の質が遥かに高いです。

全てをこなせる、全てに精通している達人はいません。
みな何かしら誰かに頼って生きているのです。
だからこそ、苦手なことは人に任せると良いんです。

「苦手なことをやらない」と「知らなくて良い」は違う


ただし、なんでもかんでも「やらない」「知らなくて良い」は間違いです。

苦手でも最低限はやる、経験する必要があります。

やってみて、工夫してみた上で誰かに任せれば良いでしょう。
初めてやることは何だって難しく感じるものです。

今や何の気無しに歩き回っていますが、ただ歩くだけでも赤ちゃんの頃にはとんでもなく難しいことだったはずです。


例えば社長が「俺は金のことがわかんないから、、、」と経理などに丸投げするとします。

すると資金繰りが不明確になり、会社が成長しているにも関わらず常にお金の心配が付き纏うことになります。


私はキャッシュフローシートを眺められるくらいは抑えておいた方が良いと思っています。
初めてのことに対して、「苦手だから」と「知ること」を避けてしまうのはおすすめしません。

お金の流れの掴み方については、こちらの記事で極力難しい言葉を使わずに説明しています。

キャッシュフローシート

苦手かどうかの見切りの付け方

本当に苦手なのか、初めてだからなのかどうかの見極めについて、多くの人は感覚的に理解しています。とりあえずやってみて出来なくても工夫してみると良いと思います。

  • それなりにやってみても出来ない。
  • 時間がかかって仕方ないミスがよくある


こんな場合には「苦手」なことになります。

もし苦手なことに「お金が苦手」だと感じる方がいらっしゃれば、ぜひご相談ください。

わかりやすく解説して、苦手でも簡単に管理する方法をお教えします。
その結果ご自身で出来そうであれば、是非そのまま実践してみてください。

もし、専門家のサポートがご入用であれば、毎月のお金の流れざっくりとした流れと状況、社長の目指すビジョンを資金面からサポートします。

と、最後は若干営業になってしまいましたが、苦手なことを正しくやらない方法をぜひ実践してみてください!

編集後記

朝、エスカレータが動いていないので自力で登るしかないのですが、こうして息子は自力で登れるようになりました。

少し前まで、抱っこされていて、それが両手を掴んで登れるようになったかと思えば、、、

今や「手を繋ぐ?」と聞いても自分で登るんだ!

とばかりに「やー」と言われてしまいます。

そんな息子の背中を見て、

最初は出来なくても努力すれば出来る様になることもあるんだな、初めから苦手と決めつけちゃいけないなと痛感させられました。

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ABOUT US
川畑文秀
公認会計士に大学在学中に合格し、監査法人に6年弱勤務していました。 現在は監査法人を退職し、公認会計士・税理士兼経営コンサルタントとして経営に役立つ情報を発信中。社長業は孤独な仕事です。私はそのパートナーとなるべく活動しています。趣味はゴルフで、ビールとワインが大好きです。