こんにちは、公認会計士の川畑です。
本日もありがとうございます。
私は今まさに2歳の息子を育てています。
子育てをしていると、子供と何らかの約束を必ずしますよね。
私はこの約束に対する親の姿勢が、子供の将来に影響があるのではないかと思っています。
例えばビジネスの場でも「約束」は重要なわけですが、その核となるのは幼少期の親との約束の経験なんじゃないかなと思ったりするわけです。
そんなことへの私の価値観についてお話します。
子供との些細な約束は絶対に守る
私は子供にした些細な約束は絶対に守るようにしています。
例えば朝、保育園に行く前。
息子はテレビやDVDを見ていたり、おもちゃで遊んでいたりします。
特に最近は新幹線のDVDがお気に入りで、まさに家を出ようとしたタイミングで「新幹線見たい!!!」とグズり出します。
もう家を出なければならない時間なので、どれだけ泣いたとこで当然見ることはできません。
そこで必ずするのが、「保育園から帰ってきたら見よう」という約束です。
そして保育園から帰ってきたら、約束通り新幹線のDVDを見せてあげます。仮に本人が忘れていても、絶対に「約束の新幹線のDVDは見る?」と聞くようにしています。
それで見たがれば約束通り見せるし、別に良いということであれば無理に見せず好きなことをさせています。
このように、私は息子とした些細な約束を絶対に守るようにしています。
大人が子供と約束をする目的
よく「○○したら、買ってあげる」とか「○○が終わったら」みたいな約束を、親は子供とします。
私も同じです。
そして多くの場合、約束の目的は、今自分たちがして欲しくないことをやめさせる手段です。
そこに教育的な目的はありません。基本的にあるのは親の都合です。
仮にあるとしても、我慢を覚えさせる程度のものでしょう。
だから子供と約束をしたというよりは、単にその場しのぎでテキトーな事を言っているというイメージです。
このように大人たちは、子供との些細な約束を軽視しています。
だから「子供は忘れる」とたかを括って、その場凌ぎの果たされない約束をしてしまうわけです。
しかし、そこには大きなデメリットがあります。
子供との約束を破るデメリット
子供との約束を守らないことの最大のデメリットは、子供が未来に対して不信感を抱いてしまうことにあると思います。
親が自分とした約束を守らないと知ると、約束は守られないものだと感じてしまいます。今の欲求を我慢しても、意味がないと学習してしまうと思うのです。
すると子供たちは、我慢などせずに目先の欲求を実現したがるようになります。
要するに「今すぐやらせろと泣き喚く」ということです。
これでは子供にとっても、親にとってもお互いのためになりません。
約束を守らなければそれだけ、親子間の約束に対する信頼はどんどん低下していきます。
子供と約束をするようになった時期
さて、かく言う私が息子と約束をするようになったのは、息子が1歳半くらいになった頃です。
これには理由があって、息子が自分の意思を見せるようになったのが1歳半頃からだからです。
ここで言う「意思」とは、例えば「ブロックで遊びたい」とか「いないなばあが見たい」といった類のものを指します。
もちろん1歳半ごろなので言葉では表現しません。
単語くらいは多少使っていましたか、ほとんど言葉とは言えないレベル。
それでも「自分がしたいこと」を私たちに伝えるようになったタイミングで、子供との約束を徹底的な守るようにしました。
本人がどの程度理解していたかはわかりません。
しかし、
- 約束という概念
- 親は約束をすると言ったら必ず守る
この2つはきっと伝わるだろうと思い、約束の徹底を始めました。
約束を守ることの効果
あくまでサンプル数はわが子の「1」のみです。
他の子でも同じかどうかはわかりません。
しかし、約束を必ず守ることの効果は確実にあると感じています。
例えば最近では「〇〇の後で」や「〇〇したら」という交渉が成立するようになっています。
交渉ができるので、遊びを一度ストップしてもらうときのストレスがほとんどありません。
仮に泣いたてしまっても「〇〇がしたいの?」という確認をし、「じゃあ〇〇が終わったらやろうよ」というコミュニケーションがスムーズにできます。

当初から徹底して約束を守っていたため、割とご理解いただけることが多いです(笑)
子供との約束を忘れてしまったら
本当は忘れてはいけないのですが、人間ですからタイミングが悪かったりするとうっかりしてしまいます。
特に朝家を出るときにした約束。
数時間経っているので、お互いに忘れていることもあります。

そしてふとした瞬間に「あ、やべ、忘れてた」と思い出すわけです。
そういう時は、息子が忘れていそうでも必ず「〇〇のお約束を忘れてごめんね」と謝るようにしています。
そして「今から〇〇をしても良いけど、どうする?」とすぐに約束を果たす姿勢を見せます。
お互い忘れていそうだしまあ良いか、はしないことが大切だと私は思います。
子供との約束を守る人は信頼できる
まあ実際問題、その人が子供との約束を守っているかはわかりません。
しかし、子供との些細な約束を守れる人は、大人同士の約束だって必ず果たします。
子供との小さな約束をきっちり守る人は、約束を破ることに抵抗感がある人です。
そういう人たちは信頼できます。
なぜならそういう人たちは出来もしない約束をすることはないし、一度約束した以上は必ず守る習慣があるからです。
本当に信頼ができる人は、こちらが忘れていても必ず約束を果たしてくれます。
結局のところ、小さな小さな約束を守れるかどうかで偽りの誠実さかどうか分かってしまうわけです。
編集後記
台風が過ぎ去ったのにすっきりしない天気が続いていますね。
花粉症的な観点ではありがたいのですが、なんとなくカラッと晴れないと気分もいまいちです。
さて、息子くんは保育園のおかげか、本当によく喋るようになりました。
「今」「さっき」「また」という時制の理解を感じさせる言葉も使うようになっており驚きです。
近頃は数字も理解しているような気配があるので、とりあえず何かと数字で表現するようにしてみています。
自分が子供の頃どうだったかは覚えていませんが、子供の成長は本当に不思議です。
今日は少し経営とは離れた話ですが、信頼に関するの私の価値観についてお話しようと思います。