こんにちは、公認会計士の川畑です。
本日もありがとうございます!
事業行っていると、大半の人が何らかの資格試験を受験することになります。
自分が受けないまでも、従業員に試験を受けてもらわなければならない。
こういういことは結構あります。
そこで、公認会計士という難関資格を(一応)突破した私が、実際に行った効率的な勉強方法についてお話していこうと思います。
と言うことで、その王道、こっそり教えます。
このやり方を覚えておくと、今後資格に限らず何かを学ぶ際にも活かせます。
一般的な資格試験の勉強法
さて、まずは一般的な勉強スタイルについて考えてみましょう。
「資格を取ろう」
そう思った時にする行動はこんな感じです。
- 資格スクールに申し込みをする
- 資格スクールの講座を全部受講
- 講座のスケジュール通り進める
もちろんこれが間違いというわけではありません。
資格スクールは、合格させるために綿密にカリキュラムを練っています。
何をどの順番で学べば良いのか?
そういうことが練り込まれたテキストと講座です。しっかりやれば当然受かります。
ただ、これはどの人にも同じ内容で届ける標準化された内容です。
- 実際には既に知ってること・知らないこと
- 簡単に理解できること・できないこと
こういうものには差があります。
だから、誰もがある程度の確率で合格できる方法というのは、個々にとって必ずしも効率的とは限りません。
公認会計士が教える超超効率的な資格の勉強法
私の場合には、次の様に勉強するのが効率的だと考えています。
まずは、資格スクールの講座が存在する場合の勉強法です。
※最後に資格スクールがないような場合の勉強法についてもお話します。
オンライン録画授業のあるスクールを選ぶ
独学でももちろん構いませんが、資格スクールの口座を申し込むのが良いと思います。
作り込まれたテキストが手に入るのと、解説の授業を受けることができるからです。
ちなみにスクールは、オンラインの録画授業を受けられるものが個人的には良いかなと思います。理由は次で解説していきます。
講師への質問が出来るものがあれば理想的ですが、一番はオンラインの「録画授業がある」ことです。
授業は受けない。テキストを読む
なんとなく全部の授業を受けたくなりますよね。
ただ、これは効率が悪いです。
全部の授業を受けることが効率が悪い理由は2つあります。
1つめの理由は、読む速度より講師の話すスピードの方がどうしても遅い点です。
音読するより黙読する方が早いのと同じで、講師の説明速度より自分で読む速度の方が早いわけです。
そして2つ目の理由は、学習内容の理解速度の差を考慮していないという点です。
理解の速度や既存の知識の差は人によって異なるので、全てをしっかり聞き込む必要はありません。
例えば、簿記の勉強をした場合を考えてみましょう。
簿記三級では、序盤に預金の種類について学びます。
当座預金とか普通預金とかそんな感じです。
こういった預金の知識が全くない人にとっては「え、当座?なにそれ」という話になります。
しかし、知っている人間からすればわざわざ聞くまでもない話です。
こういった知ってることや、さらっと読めば理解できる部分もすべて授業を受けるのは、結構効率が悪いです。
こういう部分においては、テキストを自分でドンドン読んでいく方が良かったりします。
テキストを読んで分からない所だけ授業を受ける
さて、テキストを読んでいると、読むだけでは理解ができない点が出てきます。
この場合には、その部分だけ授業を受けます。
だから録画授業のオンラインスクールが良いのです。
ピンポイントで必要なところだけを聞くことができますからね。
こうして自力で理解できない部分だけ、授業でカバーします。
また、質問が出来るのであればそれを活用するのも良いでしょう。
練習問題・予想問題を解く
テキストを1周したら、とりあえず練習問題や予想問題を解きましょう。
一度解いて見ると、わからない論点や個別には理解していても複合的に出題されると解答できないが見えてきます。
そういったものは、とりあえず解答を見てみます。
そしてテキストと見比べて、どう解くのか、必要な知識はどれかを理解し、覚えます。
そしてもう一度解きます。
まだわからないところがあれば、そこをまた、、、
といった具合でグルグル回していきます。
資格の難易度にもよりますが、5回分くらい解いてグルグル回していればまず受かります。
たったこれだけのことで効率的になる感覚
何となく全部受けていたよという方にとっては新鮮な感覚かもしれません。
しかし「え、なんだ、それだけ?」「そんなの当たり前じゃん」
そう感じる人も多いでしょう。
しかし、いざお金を払って口座を受講すると、ついつい全部受けたくなるのです。
- なんかもったいない気がしてしまう。
- 何か聞かないことで損があるかもしれない。
こういう気持ちが芽生えてしまうんですよね。
授業を受けないのは勿体無いか?
お話してきた通り、こういう話をすると、
「なんか勿体無い気がして、、、」と言われることが実際にあります。
そういう時には、何に対してお金を払ったのかを考えてみると良いです。
講義を全て受ける権利でしょうか?
いや、違います。試験に合格するためです。
合格しさえすれば、全部講義を受けようが受けまいが関係ありません。
合格に必要なテキスト、必要な情報を得るために必要なお金を支払った。
そこに自分には必要のない情報が混ざっていた。
ただそれだけのこと、と割り切ってしまいましょう。
資格スクールがないような場合の考え方
学習というのは必ずしも「資格をとる」ことに限定されません。
そのため、資格スクールがないようなものも存在します。
こういった場合、普通は書籍を自分で読んで自力で理解するしかないように思えます。
しかし、資格スクールの講座があるような場合の勉強法が応用できます。
それはYouTubeの活用です。
今はとっても便利な時代で、わからない部分をYouTubeで検索すると、割とニッチな論点でも詳しく解説してくれている人がいます。
資格に関係がないような学習の場合、書籍+Google+YouTubeを組み合わせることで、結構効率的に勉強ができます。
編集後記
大人になってからでも自分で学習する意思のある人というのは、それだけで希少な存在です。
ここしばらくずっとグズグズとしていた天気が続いていましたが、今日は久々にスッキリしていました。
やっぱり晴れていると気持ちが良いですね。
今週は少し急ぎでやらなければならない仕事がちらほらあるので、若干バタついています。
効率的に・・・
と思って色々と手を打っていますが、急にバタバタっと色々入るとどうしても・・・
こういう時にも、もう少しスマートに仕事ができるようになりたいものです(笑)
内容は王道といえば王道。
しかし、案外やらない人が多い気がします。