会社経営が大変!社員の能力や行動力に頼らず成果を出す方法

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こんにちは、公認会計士・税理士の川畑です。
本日もありがとうございます!

今日は会社経営が大変・・・という社長さん向けの記事です。

  • 社員がなかなか成果を出せない
  • 効率化をしたいが、なかなかうまく行かない

こういったお悩みの解決につながるような内容になっています。

会社経営が大変!社員の能力や行動力に頼らず成果を出す方法

会社経営が大変な理由は、全ての社員が同じように能力や行動力を発揮できないことにあります。

能力や行動力には個体差がありますからね。

ということで、能力や行動力ではなく、環境を変えることで成果を継続的に出せる状態にするのがおすすめです。

そんなことできたら苦労しないよ、、、

と思われるかもしれません。

ただ、小さな部分から徐々に始めれば、いずれ大きな効果が出てきます。

会社経営が大変でも成果を出すための手順

成果を出すと言うことは、言い換えれば現状の問題を解決して理想的な状態に近づくということです。

この動きをざっくり4ステップに分けると次のようになります。

  1. 悩みを具体的な言葉で表現する
  2. その悩みについて、現在の状況を確認
  3. その悩みが解決した理想的な状況をイメージ
  4. 理想的な状態になるための条件・手段を考える

1〜3は考えることで色々と考えることはできます。

一方で問題なのが4です。

この4の条件・手段というものが曲者で、どうやったら理想に近づけるのか?を考えたときについついつい

「どんな能力があれ、どんな行動力があれば理想に近づくか?」という能力アップや行動力アップで対応しようとしがちです。

川畑文秀

すぐに取り組みやすく、割と簡単な解決策だからです。

ただし、能力アップや行動力アップというものは、常に自分に強い意志を持って継続しなければいけないという弱点があります。

ということで、成果を出すには環境を変えるのが一番なわけです。

環境を変えるのが一番

ここでいう環境を変えるとは、能力や行動力と同じで「どんな環境があれば理想に近づくか?」と考え、変えるという意味です。

環境を変えるには次の2つの意味合いがあります。

  1. 自分の周りの環境を変える
  2. 問題の存在する前提となる環境を変える

1は言葉通りですよね。

勉強するために家ではなくカフェや図書館に行く、こういったことを指します。

今回は2の方のお話です。

2の環境を変えると言うのは、アイデアだったり発想の転換だったりということです。

男子トイレの的の事例

さて、男性の皆さんはトイレにこういう的がついているのはご存知でしょう?

これ、女性には分からない感覚かもしれませんが、これがあると狙いたくなりますよね。

最近はかなり一般化してきて何も感じなくなった人も多いかもしれませんが、とりあえず狙いたくなります。

男子トイレに入ったことがない方はイメージできないかもしれませんが、男子トイレの小便器の周りは結構おしっこが飛び散っています。

川畑文秀

しかし、これを貼っただけでその飛散が大幅に減っているんです。

オランダのスキポール空港では、この的をハエにしたところ、尿の飛散率が80%も減ったそうです。

「トイレをきれいに!」という張り紙や、注意喚起という行動を繰り返すより、ただハエのシールを貼っただけなのにです。

このように問題の環境を変える方が、最終的には簡単に成果が出続けるようになります。

ずっと注意し続けるのはトラブルになるリスクもありますからストレスが掛かります。コスパが悪いわけです。

会社経営が大変なのは能力や行動力に頼るから?

既に何となくお気づきかもしれませんが、能力アップや行動力アップで課題を解決するのは結構大変です。

  • 能力アップのためには、継続的な勉強や学習をしなければいけません。
  • 行動力アップには、常に動きづけなければいけません。

社長自身であれば、自分毎ですので出来るでしょうが、社員さんの場合どうでしょう?

個々の努力に頼るのは、「なんであいつはやらないんだ」という感覚に陥りがちです。

もちろん能力アップや行動力アップが重要なのは間違い無いですので、社員教育は超重要です。

一方で、成果を出すと言う観点では「環境を変える」という選択肢も頭の片隅に置いておくと良いです。

環境を変えるのは固定費削減と似ている

環境を変えることで、常に継続して同じ努力を繰り返さなくても成果がでるというのは、固定費の削減のイメージに似ています。

例えば家賃や保険料の見直しを行うと、最初は大変ですが、引き下げられたコスト分はほぼ無限に効果が続きます。

一方で電気代や水道代はどうでしょう?

毎回こまめに消すということを続けなければ、効果は出ません。

こういう目線で考えると、環境を変えるという発想も決して悪くはないと思えてきませんか?

環境を変えられるのは経営者だけ

さて、能力アップや行動力アップは社長が促すことで社員はやったりします。

もちろん個々の努力で勝手にレベルアップしてくれる場合もあるわけです。

しかし、環境を変えることができるのは経営者である社長しかいません。

ある美容室では、従業員にシャンプーなどの営業をしろといってもしてくれなかったそうです。

そこで「今日○○様に使用したシャンプーはこちらです」というフリップを必ずお会計のときに見せることだけはしましょう。

というルールを作ったそう。

すると、今までは営業をしていなかったので全く売れたいなかったシャンプーやコンディショナーが自然と売れるようになったそうです。

このような環境変化を起こせるのは、やはり権限のある社長ただ一人なわけです。

社員は成果を出すためのロボットか?

このように、誰でも成果が出せるような仕組みを作る方法のお話しになると

社員は成果を出すためのロボットか?

という悩みが浮かびます。

たしかに社長の思った通りの行動をしてもらい、結果的に誰でも成果が出せてしまう

こうなったときに、社長がそのように悩むのは当然です。

ただ、見方を変えると、

  • 誰でも社長の会社で働くと成果が出せる
  • 高い給料を貰えるようになる

ということになるのではないでしょうか?

私はお互いにとって、これってそんなに悪いことじゃないと思います。

もちろん従業員の中には、環境+αの個性を発揮してさらに大きな成果を出してくれる人も出てくるかもせれません。

編集後記

環境を変えよう!というのは結構簡単ですが、私自身もついつい能力や行動力に頼ってしまいがちです。

特に会計士や税理士という、知識を商売にしている仕事の特性上、どうしても自分の能力・行動力に気持ちが傾いてしまいます。

もちろん本質的な部分は能力・行動力なのかもしれませんが、それ以外の部分はしっかり環境を整えていきたいものです。

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ABOUT US
川畑文秀
公認会計士に大学在学中に合格し、監査法人に6年弱勤務していました。 現在は監査法人を退職し、公認会計士・税理士兼経営コンサルタントとして経営に役立つ情報を発信中。社長業は孤独な仕事です。私はそのパートナーとなるべく活動しています。趣味はゴルフで、ビールとワインが大好きです。