こんにちは、川畑です。
本日もありがとうございます!
社長業というのは常に責任が伴うもの。
コロナだけでなく、ウクライナ情勢などによって「つらいなぁ」と感じる社長さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そういうわけで今日は、経営相談のタイミングと相談相手の選び方というタイトルでお話していきます。
社長はつらい
取引先との関係、売上、資金繰り、従業員の悩み、その他色々なことに日々頭を悩ませています。どうすれば良いのか先導してくれる人はいません。
当然社長は1人しかいないわけですから、孤独です。
さらに決断に全責任を負うのは何人従業員がいようと社長自身。
社長というものは、日々胃がキリキリするような思いでいます。
そういう意味で「社長はつらい」んですよね・・・
社長はギリギリまで頑張れる
それだけ色々なことに頭を悩ます社長は、少々の苦労があってもとにかくギリギリまで一人で頑張れます。
従業員の責任を負う立場ですから「なんとしてでも」と必死になって走っています。
この強い責任感があるからこそ「ギリギリまで相談せず何とかしよう」ができてしまうのです。
一人で出来てしまうが故に、相談相手がいない孤独感があったりします。
次の章で「経営相談のタイミング」についてお話していきますね。
経営の相談タイミング
経営が上手くいっているときに人に耳を貸す人はほとんどいないでしょう。
私もおそらく同じだと思います。
反対に、事業が上手くいかない時、1人でどうしようもなくなった時、誰かに相談する必要が出てきます。
しかし、もうどうにもならなくなってからの相談では、打てる手も限られてしまうケースがあります。
ガンの早期発見が重要な様に、経営の根幹を揺るがす事態は早めに察知する必要があるのと同様、打つ手が多いうちに相談を始めることが大切です。
ではそのタイミングはいつが良いのでしょうか?
私は「社長が孤独を感じた時」が良いと考えています。
社長が孤独を感じるタイミング
冒頭でお話しした通り、社長は孤独です。
全責任を負い、事業を行なっているのですから当然です。
しかし事業が順調な時にはあまり孤独は感じません。
何故なら人はついてくるし、問題は起きていても事業が伸びている限り前向きに動き続けられるからです。
ただ、少しその勢いに陰りが見えた時、ふと孤独を感じます。
それは、まだ確信はないけれど何とも言い難い不安といった感情です。
このタイミングで早めに心の不安の原因を特定し、改善する必要が出てきます。
孤独の解消法についてはこちらの記事でお話しています。参考にしていただければ幸いです。
経営相談の相手は重要
相談をする相手選びは非常に当然重要です。
経営相談の相手は、次のような社長の悩みにコミットできる人間である必要があります。
- 会社や社長のビジョンの実現
- 利益計画や資金繰りなどのお金の問題
- 潜在的な不安に気が付く
- 従業員との関係
さらに、当然守秘義務を順守できる信頼するに足る人物であることが大切です。
これを踏まえると経営相談として真っ先に対応するのは顧問税理士だったりします。多くの先生は経営にも精通してらっしゃいますし、会社のお金周りを知っている立場ですから信頼感はあります。
その一方で、メインの担当が資格者ではないことで、先生があまり関与していないケースもあります。このケースでは本気の相談対応はできないかもしれません。
さらに報酬的な観点でも「対応できません」と言われてしまうこともあります。
税理士の場合、月3〜5万円ほどの顧問料が相場です。
通常の記帳や税務相談に加えて「会社のビジョンの実現」「利益計画や資金繰り」「従業員との関係」といった社長の悩みに対応するのは不可能に近いでしょう。
となると、関与度合いに寄りますが月額20万円程度は必要となるでしょう。
そしてポジションとしては顧問〇〇というよりは、社外No2というより経営的な立ち場です。
社外No.2の選び方
「社長はつらい」ということを理解し、「社長はつらい」けど頑張ろうと思っていただけるようなサポートができる人が一番良いのは言うまでもありません。
ただ、私個人としては直接話してみて「感じの良い人」だったり「波長の合う人」を社外No.2とするのが良いと思います。
もちろん時に厳しいことを言えるのも大切です。
社外No.2としてお金をいただく立場であるならば、社長の忠犬なだけでは無価値だからです。
ただそれを踏まえた上でも、やはり「波長の合う人」が一番です。
話していていかに優秀そうであっても、違和感があったら先の事を考えるとやめておいた方が良いでしょう。
社外No.2の能力的側面
こういったキャッシュフローシートに基づいて、お金の状況を社長と話ができる人というのが一つの目安かなと思います。
決算書を見ながら難しく語ることは、そう大変ではありません。
しかし社外No.2の価値とは、現在の決算書の状況説明にはなく、その結果を踏まえてどうするか?を社長と考えることだと思います。
であれば、小難しい専門的なことより、いったんはザクっと簡略して総論を掴んでから各論に移るというスタイルが良いのかな~と考えてます。
あくまで個人的な見解ですが。
ちなみに突然出してしまったキャッシュフローシートについてですが、この辺りの記事でお話しています。もし良ければ、参考にしていただければ幸いです。
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